
融通の利きやすさを実感
バレエのレッスンをセーブせず中学受験に突入した我が家。公開模試などは受けていたけれど、基本的に参考書を片手に自宅学習!しかも基本的に毎日の夜遅いレッスンの後や休日の空いた時間のみ。それでも何とか合格をしてこの四月より中学生となりました。(前回から更新が開いたのにざっくりしすぎですね。)
まず、中学受験して何が良いって、私学に入学しましたので内申点が無いところですね。クラブに入らなくても、大きな役員に立候補しなくても、先生たちの顔色を窺わなくても、テストの点数できっちり成績が付くところ。バレエに恋して、バレエの沼にハマりっきっている娘には最高の環境です。余計な事を気にせず、伸び伸びと過ごせています。
そして、これは娘の場合ですが、女子校に入学しましたので性差を気にせず思春期を送れるところも良かったようです。バレエの世界はどうしても女性が多いので、女の世界を日ごろから体感し上手に渡っていく術を鍛錬する場所とも認識しているようです。タカラジェンヌの友人が言っていたのですが、「私も女子校出身で良かったと思っている。なぜならば、女の世界という物を早くから体験出来ていたので心つもりがちゃんと出来た」と。ジャニーズファンの子も居れば、アニメ大好きの子も。お勉強に打ち込んでいる子も居れば、部活に励んでいる子も。音楽をたしなんでいる子もいれば、運動部並みにバレエで鍛錬している子もいる。男の子が居なくても、大きな楽器を運ぶのだって、教室の天井についているエアコンフィルターの掃除だって何でもこなさないといけない。でも何だか楽しそう。様々な個性が、調和を取りながら進んでいく日常を娘は楽しめているようです。なんて素晴らしいのだ!
そして急なお願い…例えば、他のお教室の発表会に参加する時、JRなどの移動機関を使う際にいる(学生・生徒旅客運賃割引証)の書類や、何日間も休んでしまうコンクール。二つ返事で直ぐに対応して頂けました。芸術活動に対してもとても理解があり、また経験があるようで対応が早いです。助かりました。
また、どうやら保健室にしっかり情報が共有されているようで、娘のバックグラウンドを鑑みて対応してくれた事がありました。まだ入学して2か月ほどしかたっていなかったのですが、驚きです。体育の授業中、ランニングをしていて気分が悪くなった娘は、入学して初めて保健室に行ったようです。幸い何も顕著な症状はそれ以上無かったのですが、対応しながら娘から話を沢山引き出し、「え?今日は発表会のリハーサルで男性ゲストが来る日?初パ・ド・ドゥ練習?いやぁ~、それじゃあ、もぅ早退して少し休んで、体が大丈夫やったらバレエ行っておいで~。どれだけバレエを大切に思っているか知ってるから!行っておいで!」と驚きの配慮を。保健室から連絡を受けた担任の先生も、「娘さん体育を少し頑張っちゃったみたいで、保健室に行ったのですが、養護教諭と話し合った結果、これは早退した方が良いねという話になりましたので、早退にしていいですか?お迎え、どうしますか?どれくらいで来れますか?」と。いやぁ、すごいですね、有難いです。丁寧にお礼をして早退させたことでした。

中学受験してよかった!!(我が家の感想)
上記の通り、我が家には利点が沢山でした。デメリットをあげるとするならば、授業料がかかる事、宿題や小テストが多い事、女子校が故に所作が雑になる懸念があることでしょうか。公立中学に通わせた訳では無いので比較出来ないのでありますが、入学して3か月。大満足なようです。また高校受験が必要でない中学高校一貫校なので、英語等が入ってくる高校受験がパス出来るのも、バレエに打ち込める環境にするという物差しでみるとまた利点ではないかと思います。まだまだ将来どうなるのかわからないけれど、人生は一度きり。親も覚悟を決めて、出来うる限りの環境を作ってあげたいと思います。